column 建築エッセイ

クリニックをエンターテイメントにする世界観2(総合内科)

人優しいほのぼのとした活気の村の集落の風景が世界観

そのクリニックの建設の場所は、熊本の阿蘇の麓の冬は雪深いところでもあります。

木造のロッジがよく似合いそうな街。

よく似合うということは、近づきやすく親近感があるということです。

熊本の市内からは程なく離れたこの街は古くからの伝統の街でもある。その街に新しい診療所がやってくる。

人優しいほのぼのとした活気の村の集落の風景であれば、Dr,コトーがいてもおかしくないような世界観。

「ちょっと先生に相談してみようか?」

医療ってそんな距離感が良いのだと思います。

ひとつ、一つの小さな木造の山小屋が集まってできた中央の広場にガラスの大屋根をかかり、

大屋根の下の広場の奥にある暖炉の周りにみんなが集まる。

「あったかいよ。おいで、おいで」と。

例え無愛想な赤髭先生だったとしても良いではないか?

こんなあったかい診療所をつくってくれる先生なら絶対「心優しい先生」なのです。

(写真22. 大阿蘇のクリニック1・熊本県アートポリス賞受賞)

(写真23.大阿蘇のクリニック2・熊本県アートポリス賞受賞)