感動設計
「事業再構築」
建築の力って凄いんです (建築エッセイ) 毎週月曜更新中
オペラハウスが完成した時、シドニーが変わった。
観光客はどっと訪れ、土地の値段も上がっていった。
当初予算の15倍とも35倍とも言われた建設費でしたが、そのもたらされた資産価値は計りしれない。
当時1億ドルで建てた一つの建築物が、50年経った今でも毎年、毎年シドニーに10億ドル以上の経済効果をもたらせているそうです。
建築の力って凄いんです。
建築で「極上の時」をつくることができます。
例えば川端康成の「朝の光の中で」に描かれたカハラヒルトンの夏の日の朝の風景を建築にすると“至高の空間”ができます。
そう、幸せを実感できる時間をつくることもできるのです。
- Vol.49 もうひとつの住宅の建て方
- Vol.48 使用権住宅だけが至高の住環境をつくる
- Vol.47 CADより鉛筆 「失敗や無駄はプレゼント」
- Vol.46 下町の商店街が廃れて、大型ショッピングモールが流行る
- Vol.45 シャネル(パリ?)の「ギャラリー・ラファイエット」は1893年に創業
- Vol.44 O・KI・NA・WAという世界観
- Vol.43 住宅の世界観4 道と暮らすという高齢者住宅の世界観
- Vol.42 住宅の世界観2 美術館に住む3軒長屋の世界観
言葉でつづる作品集
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財産になる建築
投資家、資産家、地主の皆様へ
誰も出来なかった未来をつくる後藤横浜事務所の戦略的PLAN
さぁ、建築を
はじめましょう。
建築の力って凄いんです
もしもあなたが私達のたった1本の鉛筆の力を信じることができるなら、
これからつくろうとする建築に奇跡が起きる。
そしてその描き出される物語を堪能できた時、人生が変わる。
少し前ウツソンがオーストラリアの平凡な街の港に
華麗に描かれた線を描きオペラハウスが完成した時、
シドニーの街は生まれ変わった。
そのシルエットが見えるだけで土地の価値が上がり
そして街は観光客で溢れかえっていった。
知人の別荘の設計を依頼された建築家フランク・ロイド・ライトは
家のリビングの真ん中に敷地の横を流れる小川を引き込み、そしてその水は
大きく張り出したベランダから滝になって、もとの川へと解き放たれた。
傑作 落水荘のイメージです。
もしも、あんなところで小説を書いたら誰だってうまくかけるに違いないと思う。
私といえば学生の頃教科書で読んだ川端康成のカハラヒルトンの朝の風景が忘れられず、
未だに家つくりは夏の休日の朝のダイニング、
その至高の瞬間のイメージつくりから始めています。
Books 著書紹介
後藤欣也の本
『段差のある家に住めば長生きできる』
幻冬舎 (2023/10/17)
ハウスメーカーの売り文句に騙されない!
建築の価値も人生の豊かさも上げる
一級建築士が教える建築の新常識