column 建築エッセイ
住宅の世界観4 道と暮らすという高齢者住宅の世界観
2024.06.10
高齢者のための住宅は生涯現役な暮らしがゴール目標です。
それには、人との密接なつながり、社会とのつながりが重要です。とにかく人が出入りしたくなる家が良いのです。賑やかな暮らしが老人には似合います。
歳を取れば取るほど知恵や、人脈は広がっていくものです。
仕事はもちろん生涯現役です。
建築家巨匠フランクロイドライトは69歳で落水荘
72歳でジョンソンワックス本社
77歳で同研究棟
そして92歳であのニューヨークのグッゲンハイム美術館を設計したのです。
もしライトが65歳で引退していたらこれらの傑作は出来てはいません。
巨匠と呼ばれることもなかったでしょう。
(写真34. 道と暮らす家)