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野球が面白いのは10回中7回も失敗する長嶋でもスーパースターだから

失敗ができない世の中になってきた。ちょっとしたミスで始末書やら報告書つくりなど仕事がどんどん増える.そして猛省を強いられるからミスったほうは委縮する。そして仕事はどんどん小さくなる。パワーが無くなる。パワーがないところには失敗もない。それでよいのだろうか。100回の仕事の中で1個でも失敗をするととんでもないことになり、大騒動であり逆にとたんに現場に反対勢力による活気がみなぎる変な具合になる。スーパースター長嶋茂雄の生涯打率はおよそ3割である。7割も失敗することに挑む。だから野球は面白い。ようするに失敗をしない方法はハードルを下げればよいのである。ゆるい人生にしてしまえば成功することはできる。だれも初めから失敗しようと手を抜く人間はいないからである。

だから私たちはこうすることにした。とにかく仕事は情熱的にやる。そしてやる価値があると良心が判断した難題には躊躇なく挑戦する。その結果仕事が失敗した時。迷惑をかけた相手には誠心誠意謝る。そして問題の解決に全力を挙げ、失敗してむしろ良い結果になったと思えるくらいの解決をする。そしてハードルを下げなかった自分に誇りを持ち、次はもっと難題に挑む。挑戦のすべては自分つくりとクライアントの利益のためだと信じる。

さて、建築の話です。良い建物をつくろうとするとどうしても、いくつかの希望を捨てなければなりません。子供を一流の野球選手にしようと思ったら、それ以外のピアノを一生懸命習わせたり、習字を一生懸命極めさせようとはしませんよね。ラーメン屋の行列はよく見ますがそのラーメン屋にはざるそばや天丼のメニューはないのです。確かにおいしい天丼であったとしてもやはりラーメン屋にはラーメンだけの方が美味しく感じられます。捨てると言う事は大切なことだと思います。それとクレームもある程度覚悟しなければなりません。なぜなら一般的にクレームを全てなくそうとすると、以前作ったものと同じものを作る、前例に頼るしかクレームを治すことはできない。しかし雨が漏ったら大急ぎで修理すればよい、少し寒いと感じたらすぐに解決ができればその間は少し我慢する。などとおおらかに考えることができればもっともっと良い幸せな建築ができると思うのだが。

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